膵がんドック|和歌山県立医科大学附属病院膵がんセンター膵がんドック|和歌山県立医科大学附属病院膵がんセンター

ご予約電話番号
TEL:073-441-0489
膵がんドックQ&A
膵がんとはどんな病気ですか?
膵臓は、胃の後ろにある長さ20㎝ほどの左右に細長い臓器で、食物の消化を助ける消化酵素を含んだ膵液と、血糖値の調節を行うインスリン等のホルモンを分泌する役割があります。この膵臓の細胞の一部が変異を起こして悪性腫瘍化したものが膵がんです。膵臓は、胃の後ろの体の深いところに位置していることから、がんが発生しても症状が出にくく、早期発見が難しいがんの一つです。そのため、自覚症状が出てから診断された場合はがんの進行度合いを表すステージが相当進んでいる(1~4のなかで3及び4)ことが多く、がんの中でも特に治療が難しいがんであると言われています。
膵がんは現在、我が国のがんによる死因の約7%を占めており、肺がん、大腸がん、胃がんに次いで第4位となっています。
毎年約41,000人が膵がんに罹患し、約35,000人が死亡しています。
画像診断が進歩した現在においても、遠隔転移を有する進行した状態で見つかる割合が約45%であり、さらに切除不能の局所進行例の状態で発見される患者も多いがんです。
早期の膵がんでは特に症状はありません。胃のあたりや背中がだるい、お腹の調子が悪い等の理由で検査した結果、膵がんと判明することが多いです。
膵がんの発生要因に関しては、喫煙が危険因子とされているほか、肥満、高脂肪食、飲酒、コーヒーなどの生活習慣、慢性膵炎や糖尿病及び遺伝などさまざまな因子の関与が示唆されています。
膵がん患者が増えているのはなぜですか?